
社会人になって3ヶ月が過ぎたころ、上司からこう言われました。
「今度、○○さん(私)にも社用車を使ってもらうから。運転、できるよね?」
その瞬間、頭が真っ白になりました。
運転免許は学生のうちに取っていたけれど、卒業してから一度もハンドルを握っていませんでした。
教習所の記憶もあいまいで、「正直、もう運転なんてできない」と思っていたのが本音です。
でも「できません」と言えない空気もあり、焦ってスマホで「ペーパードライバー講習」を探しました。
そこで見つけたのが、パンダドライビングレッスンでした。
女性専用で、インストラクターも女性。しかも軽自動車で教習してくれる。
「あ、ここなら私でも行けるかもしれない」と思えたのが、申し込む決め手でした。
当日は、和泉中央駅で待ち合わせ。
ドキドキしながら教習車に向かいましたが、先生が最初から笑顔で話しかけてくださって、少し気持ちが楽になりました。
運転席に座るときも、「大丈夫ですよ、今日は“できなくて当たり前の日”ですから」とやさしく言ってくださって、本当にホッとしました。
最初はハンドル操作もおぼつかなくて、左折するたびに膨らんでしまうし、右に曲がるときは減速のタイミングがわからなくて、何度もアドバイスをいただきました。
でもそのたびに、ゆっくりていねいに教えてくださるので、ひとつずつクリアできた実感がありました。
印象に残っているのは、「視線の置き方」を教えてもらったときです。
「目線が近いと不安になるから、もう少し先を見てみましょうね」と言われて、実際にやってみたら、ハンドル操作が一気に楽になったんです。
あの瞬間、「運転ってこうやってやるんだ」と身体でわかった気がしました。
レッスンの終盤には、会社近くの道を想定した練習もしてくださって、実際の業務にもつながる内容だったのが本当にありがたかったです。
帰り道、自分でもびっくりするくらい前向きな気持ちになっていました。
「できない」と決めつけていたのは、自分自身だったんだな、と気づかされました。
もちろん、まだまだ練習は必要ですが、「怖い」「無理」と思っていた気持ちが、「できるかも」に変わったことが何よりの収穫です。
ありがとうございました!
(20代前半・新社会人/和泉中央プラン)